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新日本無線,音の臨場感を6段階に設定ができるサラウンド機能を搭載した音声処理用プロセッサを発売
ニュース 2003年2月14日
新日本無線は,音の臨場感を6段階に設定できるサラウンド機能「eala」を搭載した音声処理用プロセッサ「NJW1148」を発売する.ealaは,同社が開発したサラウンド機能である.フィルタ回路のくふうによって,音声を音場の中心から聞こえるようにし,楽器などの音は広がって聞こえるようにした.このほか,米国BBE Sound社の音質改善機能や米国SRS Labs社のサラウンド機能「TruSurround」を備えている.主にテレビの音声処理回路に用いられる.
本プロセッサは,AGC(automatic gain control)回路やバイアス回路,バッファ回路,ファースト・モードに対応したI2Cバス・インターフェース(クロック周波数は最大400MHz)などを備えている.また,音量範囲は0dB~-80dB(0.5dB刻み),-∞(消音時).音量バランスの範囲は0dB~-30dB(0.33dB刻み),トーン制御の範囲は±15dB(0.5dB刻み).電源電圧は8V~10V.消費電力は最大45mA.パッケージは,48ピンQFP.外形寸法は16.0mm×12.0mm×2.8mm.
これとは別に,音量制御やトーン制御,バランス制御などに機能を絞った4チャネルのセレクタ付き音声処理用プロセッサ「NJW1141」も発売する.パッケージは30ピンDIPと30ピンSDP.
両製品とも,量産出荷の開始時期は2003年4月.
[図1] NJW1148のブロック図
[図2] NJW1141のブロック図
[写真1] NJW1148の外観
[写真2] NJW1141の外観
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