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IDT,容量9Mビットの同期型デュアルポートSRAMを発売
ニュース 2003年1月30日
米国IDT(Integrated Device Technology)社は,メモリ容量が9Mビットの同期型デュアルポートSRAM「70T3519」を発売した.バス幅は36ビットである.本デュアルポートSRAMは,アドレス・カウンタ機能を内蔵している.
デュアルポートSRAMでは,二つのポートから一つの共有RAMアレイにアクセスできるが,同一メモリ・セルに対して同時にアクセスするとエラーが発生する.通常,ポート間における衝突の有無を検出し,それを回避する調停回路を外付けする.本デュアルポートSRAMは,調停回路の検出部を内蔵しているため,外付け部品の点数を減らすことができる.
本デュアルポートSRAMの動作周波数は133MHz~200MHz,動作電圧は2.5Vである.待機時電流は15mAであり,TTLレベル入力を採用している場合でも消費電力を230mAに抑えられるという.
本デュアルポートSRAMのサンプル出荷はすでに開始している.量産出荷は2003年第2四半期の予定.これとは別に,バス幅が同じでメモリ容量が4Mビットと2Mビットの製品や,メモリ容量が同じでバス幅が18ビットの製品のサンプル出荷を同年第2四半期から開始する.動作周波数と動作電圧は70T3519と同じである.
[表1] 同期型デュアルポートSRAMの概要
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