
日立製作所は,CISC(complex instruction set computer)マイコン用の32ビットCPUコア「H8SX」を開発した.この製品は,同社の8/16ビットCPUコアであるH8シリーズの32ビット版である.また,このCPUコアを搭載した32ビット・マイコン「H8SX/1650」を開発した.
従来8/16ビットのH8マイコンが使われてきた分野(例えば,自動車のダッシュボードの計器類やエアコンなど)でも,要求される機能が複雑になり,それに応じて,より高機能なプロセッサが必要とされているという.OA機器や民生機器において,RISC(reduced instruction set computer)マイコンであるSuperHほどの高速処理は必要ないが,従来の16ビット・マイコンよりも高い性能を必要とする市場に今回の製品を提供していくという.
CPUコアであるH8SXコアの最大動作周波数は48MHz,バス幅は32ビット.処理性能は同社の16ビット・マイコンに比べて3倍になったという.命令セットは,同社の16ビット・マイコンと下位互換性がある.また,16ビット・マイコンにはなかった周辺機能として,DTC(data transfar control)やDMAC(direct memory access controller),EXDMAC(external DMAC)などのデータ転送モジュール,FIFO付きシリアル通信インターフェース,I2Cバス・インターフェースなどを備えている.0.18μmルールのCMOSプロセスで製造した.
32ビット・マイコンのH8SX/1650の最大動作周波数は35MHz.処理性能は同社の16ビット・マイコンの2倍以上である.DVD-ROM/RAM,DVD-R/RW,CD-R/RWなど,高速化と低価格化の両方が求められる製品に向いているという.パッケージは120ピン TQFP.2003年4月からサンプル出荷を開始する.
[写真1] H8SX/1650の外観
[表1] H8SX/1650の主な仕様
| CPUコア |
H8SXコア(32ビット) |
| 最大動作周波数 |
35MHz |
| 電源電圧 |
3.0〜3.6V |
| 内蔵RAM |
24Kバイト |
| 外部アドレス空間 |
16Mバイト |
| 外部バス幅 |
8/16ビット |
| 演算機能 |
乗算器,除算器,積和演算器を内蔵 |
| 内蔵周辺機能 |
- DTC(data transfar control)
- タイマ・パルス・ユニット 6チャネル
- プログラマブル・パルス・ジェネレータ
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8ビット・タイマ 4チャネル
- ウォッチドッグ・タイマ 1チャネル
- シリアル通信インターフェース 4チャネル
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A-Dコンバータ(10ビット分解能) 8チャネル
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D-Aコンバータ(8ビット分解能) 2チャネル
- クロック発振器:てい倍PLL内蔵
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| パッケージ |
120ピン TQFP |

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