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アンリツ,W-CDMA向けスペクトラム・アナライザをHSDPA方式に対応させるソフトウェアを発売

 アンリツは,W-CDMA向けスペクトラム・アナライザをHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式に対応させるソフトウェア「MX86850A」,「MX8609A」を発売した.MX86850Aは9kHz~7.8GHzのスペクトラム・アナライザ「MS8608A」と,MX8609Aは9kHz~13.2GHzのスペクトラム・アナライザ「MS8609A」と組み合わせて利用する.

 HSDPA方式は,W-CDMA方式を拡張した携帯電話の規格である.電波状況によって,QPSK(quadrature phase shift keying)と16QAM(16-positions ositions quadrature amplitude modulation)の二つの変調方式を切り替えて使用する.なお,HSDPA方式における基地局から端末へのパケット伝送速度は最大8Mbpsである.

 本ソフトウェアを利用すると,変調解析,コード・ドメイン解析,送信電力の測定,隣接チャネルの漏えい電力の測定,占有周波数帯幅の測定などを行える.また,周波数解析幅が最大20MHz(1キャリアは5MHz,最大4キャリア)のベースバンド信号解析やCCDF(complementary cumulative diatribution function;多重信号における平均電力や瞬間電力を分布したもの)測定を行える.QPSKや16QAMの多重信号のコード・チャネルに対するひずみの解析なども行える.

 なお,NTTドコモは2005年よりHSDPA方式の携帯電話サービスを開始する予定である.


[写真1] HSDPA方式に対応させるソフトウェアをインストールしたスペクトラム・アナライザ

■価格
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■連絡先
アンリツ株式会社
TEL: 0120-827-221
E-mail: MPOST@anritsu.co.jp
URL: http://www.tm.anritsu.co.jp/

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