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インターナショナル レクティファイアー ジャパン,スイッチング周波数が2MHzの同期整流用パワーMOSFETを発売
ニュース 2003年1月9日
インターナショナル レクティファイアー ジャパンは,スイッチング周波数が2MHzの同期整流用パワーMOSFET「IRF6607」のサンプル出荷を開始した.例えば,数GHzで動作するマイクロプロセッサを搭載したサーバやパソコンなどの電源回路で利用できる.こうした用途のDC-DCコンバータでは,出力電圧が1V程度と低い一方で,約100Aの大電流出力が要求される.そのため,過渡応答を高速化する必要がある.従来のDC-DCコンバータは300kHz~500kHzでスイッチングしているが,本パワーMOSFETを利用すれば2MHz動作のDC-DCコンバータを構成できるという.
パッケージとして,同社が開発した両面放熱型のDirectFETを採用している.これは表面実装に対応したパッケージである.パッケージの下部だけでなく上部からも放熱できるため,放熱能力が2倍になり,出力電流を2倍にできる.
本パワーMOSFETのオン抵抗は3.3mΩ.ケース温度が25℃のときのドレイン電流は94A,周囲温度が25℃のときは27A.耐圧は30V.同期整流用の本パワーMOSFETと組み合わせて利用できる制御用パワーMOSFET「IRF6604」は,すでに発売している.
[写真1] IRF6607の外観
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