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ACCESS,携帯電話で動画などを送受信するためのクライアント・ソフトウェアを開発
ニュース 2002年12月19日
ACCESSは,MMS(Multimedia Messaging Service)用のクライアント・ソフトウェア「ACCESS MMS Client」を開発した.MMSとは,携帯電話どうしで音声や静止画,動画などを送受信するための規格である.欧州や中国語圏などのGSM(Global System for Mobile Communications)/GPRS(General Packet Radio Service)携帯電話に採用されている.
MMSクライアント・ソフトウェアは,携帯端末に組み込むソフトウェアである.MMSを利用するためには,通信事業者(キャリア)側もMMSに対応している必要がある.
ACCESS MMS Clientは,3GPP(3rd Generation Partnership Project)とOMA(Open Mobile Alliance;旧WAP Forum)のMMS仕様に準拠している.また,MMSコア,SMILパーサ,SMILプレーヤ,SMILコンポーザ,メッセージ・ユーザ・インターフェースなどのモジュールに分かれており,ソフトウェア自体がCPUやOSに依存しないように設計されているという.
なお,ACCESS MMS Clientの一部は,欧州や中国語圏で発売されている松下通信工業製のGPRS携帯電話「GD87/GD88シリーズ」に搭載されているという.
[図1] ACCESS MMS Clientのモジュール構成(図中の「WAVE Lite」は簡易ウィンドウ・システムを,「Peer」はインターフェース層を,「Platform」はCPUやOSなどを指す)
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