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ヒロテック,測定データをパソコンに直接転送することでメモリ・コストを抑えたUSB2.0用プロトコル・アナライザを発売
ニュース 2002年10月29日
ヒロテックは,USB2.0用プロトコル・アナライザ「BuScope」を発売する.従来のプロトコル・アナライザは測定データをいったん内部のメモリに格納してからデータ処理用のパソコンへ転送していた.本アナライザは測定データを直接データ処理用パソコンへ転送する方式を採用している.このため,メモリ・コストの削減とデータ転送時間の短縮を実現できたという.なお,本アナライザとデータ処理用パソコンの間は,USB2.0ケーブルを使って接続する.
測定対象のモードは,ハイスピード・モード(480Mbps),フルスピード・モード(12Mbps),ロースピード・モード(1.5Mbps)に対応している.データ・ストリームのほか,バスの電圧/電流波形(5V電源,500mAまたは100mAのバスへの電力供給)や外部トリガ・データを測定できる.測定結果のデータ処理は,同社から提供されるソフトウェアを利用して行う.OSは,Windows 2000とWindows XPに対応している.
本アナライザは,2002年11月25日から発売を開始する.疑似的な通信データを生成してUSBデバイスに与え,動作を確認する機能を追加した製品(エキササイザ)の出荷も予定している.
[写真1] BuScopeの外観
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