
東芝は,IEEE802.11a規格に準拠したベースバンドLSI「TC35672」とIF(intermediate frequency;中間周波)IC「TA32151」を発売する.IEEE802.11aの最大伝送速度である54Mbpsに対応している.
本ベースバンドLSIは,分解能が10ビット,動作周波数が40MHzのA-DコンバータとD-Aコンバータを内蔵している.また,物理層とMAC(Medeia Access Control)の処理を行う専用回路を備えている.これにより,54Mbpsの高速伝送を実現することができたという.
盗聴を防ぐため,送受信データを128ビット・コードで暗号化するWEP(wired equivalent privacy)機能を備えている.このほか,PCMCIAカード・バス・インターフェースを内蔵している.消費電力は0.9W.パッケージは361ピンBGA.
一方,IF ICは,RF部で生成されたIF信号をベースバンド信号に変換するICである.動作周波数範囲は300MHz〜600MHz.AGC(automatic gain control)アンプについて,受信側で70dB以上,送信側で40dB以上のダイナミック・レンジを達成した.これにより,広い動作周波数範囲をカバーできるようになったという.送信時の消費電力は80mW,受信時の消費電力は90mW.動作電圧は2.7V〜3.7V.パッケージは36ピンQON(quad outline nonlead).
サンプル出荷の開始時期は2002年12月,量産出荷の開始時期は2003年3月.
[写真1] TC35672(写真の左)とTC32151(写真の右)の外観


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