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日立製作所,1Mバイトのフラッシュ・メモリを内蔵する自動車エンジン制御/FA機器制御向け32ビットRISCプロセッサを発売
ニュース 2002年9月25日
日立製作所は,1Mバイトのフラッシュ・メモリを内蔵する32ビットRISCプロセッサ「SH7058F」を発売する.2チャネルのCANコントローラを備えている.各チャネルについて,32個のメッセージ・バッファを使用できる.自動車のエンジン制御やFA機器制御などの用途で利用されることを想定している.
同社のCPUコア「SH-2」を搭載する.動作周波数は最大80MHz,処理性能は104MIPS.内蔵RAM容量は48Kバイト.単精度浮動小数点演算ユニットを備えている.また,水晶発振器の停止や異常を検出する機能を内蔵している.内部コアの電源電圧は3.3±0.3V,I/O部は5.0±0.5V.動作温度範囲は-40℃~125℃.
周辺回路として,10個のフリー・ランニング・カウンタ,16個のダウン・カウンタ,8個のPWMカウンタ,6個のイベント・カウンタを含むタイマ・ユニット,ウォッチ・ドッグ・タイマ,2チャネルの比較マッチング・タイマ,4チャネルのDMAコントローラ,割り込みコントローラ,クロック発振器などを搭載している.さらに,3個の10ビットA-Dコンバータを備えている.比較マッチングをトリガとして,任意のタイミングでA-D変換を開始できる.このほか,オンチップ・デバッグのためのデバッグ制御回路を内蔵している.
パッケージは256ピンQFP.2002年12月からサンプル出荷を開始する.
[写真1] SH7058Fの外観
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