[ keyword: 計測器 ]
アジレント,周波数帯域が最大1GHzのロジック・アナライザ機能付きオシロスコープを発売
ニュース 2002年9月24日
アジレント・テクノロジーは,周波数帯域が最大1GHzのロジック・アナライザ機能付きオシロスコープ「Agilent Infiniium 54830Dシリーズ」を発売した.16チャネルのディジタル入力と2~4チャンネルのアナログ入力を備えている.周波数帯域やアナログ入力数の異なる三つの機種「54830D」,「54831D」,「54832D」を用意する.本オシロスコープ使って,FFTやアイ・パターン,ヒストグラム(アナログのみ)などの解析を行える.
本オシロスコープでは,ディジタル信号とアナログ信号のすべてのチャネルを使ってトリガを設定できる.また,バス解析モード機能により,ビット列(論理値)を16進数として表示できる.
オプションとして,アクティブ・プローブ「1156A」,「1157A」,「1158A」を用意している.アクティブ・プローブと付属のワイヤには,ダンピング抵抗が組み込まれている.これにより,プローブやワイヤが原因で発生する測定誤差を抑えることができる.1156Aの周波数帯域は1.5GHz,立ち上がり/立ち下がり時間は223ps以下,1157Aでは2.5GHz,140ps以下,1158Aでは4.0GHz,88ps.三つのプローブの入力抵抗は100kΩ(誤差1%),入力容量は0.8pFである.伝播遅延時間は5.5ns,入力電圧は最大40V.
[写真1] 54830Dの外観
[写真2] 1156Aの外観
[写真3] ダンピング抵抗の有無による波形忠実度の比較(水色;元の波形,黄色;プローブによる測定波形,紫色;ダンピング抵抗あり,矢印付きの水色;ダンピング抵抗なし)
[表1] 54830Dシリーズの主な仕様
■価格 |
■連絡先 |