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新日本無線,音質改善機能を搭載した音声処理用プロセッサを発売
ニュース 2002年9月5日
新日本無線は,米国BBE Sound社の音質改善技術を利用した音声処理用プロセッサ「NJW1145」,「NJW1146」を発売する.本技術を利用すると,子音などのこもる音が明瞭な音に変わるという.NJW1145には6チャネルの入力セレクタが付いており,入力信号を切り換えられる.一方,NJW1146には入力セレクタが付いていない.本製品は主にテレビの音声処理に用いられる.
本製品は,AGC(automatic gain control)回路を内蔵している.I2Cバス・インターフェースを備えている.このほか,トーン制御機能やボリューム機能,ミュート機能,音声の左右のバランス補正機能,疑似ステレオ機能を備えている.加えて,同社独自のサラウンド機能「eala」を搭載している.ealaは,フィルタ回路のくふうによって,音声を音場の中心から聞こえるようにし,楽器などの音は広がって聞こえるようにする機能である.
本プロセッサはBiCMOSプロセスで製造される.NJW1145の動作電圧は8V~13V,パッケージは40ピンのSOP.NJW1146の動作電圧は8V~10V,パッケージは30ピンのSDMP.
すでにNJW1145の量産出荷を開始している.NJW1146のサンプル出荷も開始している.量産出荷の開始時期は2002年10月.
[図1] NJW1145のブロック図
[図2] NJW1146のブロック図
[写真1] NJW1145の外観
[写真2] NJW1146の外観
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