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アンリツ,W-CDMA携帯電話端末向けRF受信特性試験・呼接続試験の自動測定システムを発売
ニュース 2002年9月3日
アンリツは,W-CDMA携帯電話端末向けRF受信特性試験・呼接続試験の自動測定システム「ME7876A」を発売した.本測定システムは,ラジオ・コミュニケーション・アナライザ(RF送受信試験などが行えるアナライザ)「MT8820A」と専用ソフトウェア「MX787600A」で構成されている.MX787600Aをパソコンにインストールして使用する.OSはWindows 2000に対応している.
本測定システムを使うと,送信電力,周波数誤差,占有周波数帯域幅,スペクトラム放射マスク,隣接チャネル漏えい電力比,ベクトル誤差,ピーク・コード・ドメイン・エラーを一括して測定できる.測定にかかる時間は0.2s以下という.従来は,専用のソフトウェアがなかったため,人手で各測定項目の設定を行いながら測定する必要があった.このため測定に時間がかかっていたという.
試験対象となる携帯端末の性能のばらつきを記録し,測定データを統計的に処理できる.測定データの保存形式はhtmlまたはcsv.このほか,基準感度レベルや最大入力レベルのRF受信試験,および張り切り試験(W-CDMA携帯電話端末の開発段階などにプロトコルに従わない状態で行う試験)に利用できる.
MT8820Aのユーザ向けにMX78600Aのみの販売も行う.
[図1] ME7876Aの測定システムの構成図
[写真1] ME7876Aの外観
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