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アジレント,10.7mm角のCMOSイメージ・センサを発売
ニュース 2002年8月28日
アジレント・テクノロジーは,32ピンのCLCC(ceramic leadless chip carrier)パッケージに封止したCMOSイメージ・センサを発売した.CLCCパッケージは上端部やピンが平たんなので,光学系の調整を行いやすい.外形寸法は10.7mm×10.7mm×1.65mm.
CMOSイメージ・センサは,ディジタル・カメラや携帯電話内蔵用カメラの撮像素子として使用されている.最近はこれらの製品の小型化・薄型化が進んでおり,イメージ・センサについても小型化の要望が高まっているという.
解像度はCIF(352×288ピクセル)とVGA(640×480ピクセル).カラー用とモノクロ用がそれぞれ用意されている.モノクロのセンサは,指紋認識などの個人認証用装置,監視カメラ,2次元バーコード用スキャナなどの用途に使える.
センサが捕らえた画像の一部を切り出す機能(ウインドニング)や,切り出す画像位置を移動させる機能(パニング)を備えている.これらを組み合わせることで,必要な部分の画像を切り出したり,切り出した画像にディジタル・ズームをかけることができる.
[写真1] VGAタイプ(左),CIFタイプ(右)
[表1] 主な仕様
型番
Agilent ADCS-1021
Agilent ADCS-1121
Agilent ADCS-2021
Agilent ADCS-2121
カラー/モノクロ
カラー
モノクロ
カラー
モノクロ
解像度
CIF(352×288pixel)
VGA(640×480pixel)
電源電圧
3.3V
消費電力
150mW(動作時),150μW(スタンバイ時)
光学系サイズ
1/4インチ
1/3インチ
フレーム・レート
30フレーム/秒
15フレーム/秒
内蔵A-Dコンバータ
8ビット(固定)
10ビット,または8ビット
パッケージ
32ピン CLCC(10.7mm×10.7mm×1.65mm)
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