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Zarlink，最大288チャネルのVoIP向けエコー・キャンセラLSIを発売
ニュース 2002年8月16日
カナダZarlink社は，288チャネルのVoIP向けエコー・キャンセラLSI「ZL50212」と，256チャネルの同LSI「ZL50211」，32チャネルの同LSI「ZL50232」を発売した．VoIP向けエコー・キャンセラは，アナログ電話で使用されるエコー・キャンセラとは異なり，ネットワーク内での遅延によって発生する回線系のエコーを除去する．PBX（構内交換機）やVoIPゲートウェイ，携帯用基地局などに組み込んで使う．ZL50212やZL50211の価格は，1チャネル当たり1米ドルを切る．
電力消費量は1チャネル当たり4.68mW．音声処理に特化した専用のDSPコアを自社開発し，処理効率を高めて消費電力を低減した．
本製品は，ITU-T（国際電気通信連合・電気通信標準化部門）のディジタル・エコー・キャンセラ対応規格G.168と，ファックス/モデム送信対応規格G.164/165に準拠している．また，米国AT&T社の音声品質評価研究所などにおいて性能認定試験に合格しているという．
ZL50212とZL50211のパッケージは535ピンBGA．ZL50232のパッケージは，100ピンLQFPまたは208ピンLBGA．
[写真1] ZL50212，ZL50211，ZL50232
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