
東芝は,64ビットRISCプロセッサ,MPEG-2デコーダ,グラフィックス処理回路を内蔵するディジタル・テレビ向けLSI「TC81240TB」のサンプル出荷を開始した.従来は複数チップで構成されていた機能を1チップ化した.
音声や画像を処理する回路としてMeP(Media embedded Processor)コアを内蔵している.MePは,応用に合わせて機能をカスタマイズできる同社のプロセッサ・アーキテクチャである.音声・画像処理専用にカスタマイズしたことにより,HD(High Definition)デコードとSD(Standard Definition)デコードの同時処理を実現している.
内蔵するプロセッサは,MIPSアーキテクチャを採る同社のTX49H2コア.100MHzまたは133MHzのDDR SDRAM,ROM,NOR型フラッシュ・メモリのインターフェースを備えている.3本のトランス・ストリームを同時に入力できる.Multi2,DVB,DESに対応したデスクランブラを内蔵している.
日本国内のBSディジタル放送,CS110度放送,および2003年から予定されている地上波ディジタル放送の規格に対応している.また,米国のディジタル地上波放送の規格にも対応している.パッケージは648ピンTBGA.
[写真1] TC81240TB
[表1] TC81240TBの主な仕様
| 型名 |
TC81240TB |
| メインCPUコア |
TX49H2コア |
| メモリ・インターフェース |
100MHz/133MHz DDR-SDRAM(32/64ビット・バス幅)
ROMインターフェース(16ビット幅),NOR型フラッシュ・メモリ対応 |
| トランスストリーム処理 |
3本のトランスストリームを同時入力処理可能
3種類のデスクランブラ(Multi2,DVB,DES)内蔵
IEEE1394(リンク層/物理層)のLSIへインターフェース可能 |
| MPEGデコーダ機能 |
同時に1チャネルのHD(High Definition)デコードと1チャネルのSD(Standard Definition)デコードが可能
(表示形式を制限すれば2チャネルのHDデコードも可能) |
| 周辺I/O |
シリアル(4チャネル),Smart Cardインターフェース(2チャネル),I2C(2チャネル),USB1.1,PCIバスなど |
| パッケージ |
648ピン TBGA |


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