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Xilinx,Virtex-II Pro向けPCI Expressコアを発売
ニュース 2002年7月30日
米国Xilinx社は,Virtex-II Pro向けのPCI Expressコア「RealPCI Express」を発売した.PCI Express仕様で定義されているトランザクション層やデータリンク層,物理層の処理のほか,PCIシステムのコンフィグレーション管理回路を内蔵している.
PCI ExpressはPCIバス規格の後継仕様で,2002年7月にPCI-SIG(PCI-Special Interest Group)から最終仕様がリリースされた.従来のPCIと異なり,シリアル転送インターフェースを採用し,デバイスは1対1で接続される(ポイント・ツー・ポイント).1レーン(通信チャネル)当たりの最大データ転送速度は,片方向が2.5Gpbs.このレーンを2,4,8,12,16,32と束ねてデータ転送速度を引き上げることができる.
本IPコアは,Virtex-II Proに実装されている3.125Gpbsのシリアル・トランシーバ「RocketI/O」を利用することにより,PCI Expressのデータ転送速度である2.5Gbpsを実現している.本IPコアは1レーンのみに対応している.そのほかに8b/10bエンコード・デコード機能やクロック/データ・リカバリ機能を備えている.本IPコアに必要なFPGAのリソースは,ルックアップ・テーブル(LUT)が7,030個,フリップフロップ(FF)が4,598個,18KバイトのブロックRAMが16個である.提供されるデータは,ゲート・レベルのネットリストである.本IPコアを購入後,同社のホームページからダウンロードできる.
対象となるデバイスは,現在のところXC2VP20(ロジック・セル数20,880,RocketIOブロック数8,ブロックRAM容量1,584Kバイト)のみであるが,将来はそのほかのVirtex-II Proデバイスにも対応していく予定.
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