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Agilent,GPRSやcdma2000のプロトコルを解析できる携帯電話向け計測器用オプション・ソフトウェアを発売
ニュース 2002年7月22日
米国Agilent Technologies社は,GPRSやcdma2000のプロトコルを解析できる携帯電話向け計測器用オプション・ソフトウェア「E6701B」,「E6702A」を発売した.携帯電話の機能テストなどで使われる同社の計測器「E5515C」と組み合わせて利用する.E6701BはGPRS(General Packet Radio Service)向け,E6702Aはcdma2000向けである.E5515Cは,電波法の規格に合った送信電力を出力しているか,受信信号を正しく復調できているか,端末と基地局の間の通信に不ぐあいがないかといったテストを行える.
本ソフトウェアをE5515Cにインストールすると,TCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol),IP(Internet Protocol),およびその下位層のプロトコルを解析できる.E6702Aでは,基地局間のハンドオフ(切り換え)やセクタ間のハンドオフの状況を観測したり,Enhanced FER(frame error rate;フレーム誤り率)を測定できる.これまでは,基地局エミュレータや実際のネットワークを用いて測定・評価を行うことが多く,不ぐあいが出ても原因の特定に時間がかかっていたという.
これらとは別に,E5515CからRF回路測定の機能を省いた測定器「E6900A」と,E6900A専用のGPRSプロトコル解析ソフトウェア「E6910A」を用意している.また,E6900A専用のcdma2000プロトコル解析ソフトウェアも発売する予定.
[写真1] オプション・ソフトウェア(E6701B/E6702A)がインストールされているときのE5515Cの外観
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