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nVIDIA,DDR400 SDRAMに対応したAthlon/Duron向けチップセットを発売
ニュース 2002年7月18日
米国nVIDIA社は,DDR400(double data rate 400MHz)SDRAMに対応したAthlon/Duron向けチップセット「nForce2-GT」,「nForce2-ST」を発売した.グラフィックス機能やサウンド機能などを内蔵している.
nForce2-GTは,ノースブリッジにあたる「IGP(Integrated Graphics Processor)」と,サウスブリッジにあたるMCP-Tから成る.IGPは,同社が発売しているGeForce4相当のグラフィックス機能を内蔵している.またIGPは,64ビット幅または128ビット幅のメモリ・バスに対応したDDR SDRAM(400/333/266/200)のインターフェースを備えている.IGPとMCP-Tの間のデータ・バスにはHyperTransport(データ転送速度は800Mバイト/s)を,IGPとメイン・メモリの間のデータ・バスにはAGP8Xを,それぞれ採用している.MCP-Tは,サウンド機能とインターフェース機能を備えている.ハイスピード・モードのUSB2.0やIEEE1394a,Ultra ATA 133/100,10/100Base-Tなどに対応している.これとは別に,音声処理やIEEE1394aなどの機能を削除したローコスト版の「MCP」も用意する.
nForce2-STは,ノースブリッジにあたる「SPP(System Platform Processor)」と,サウスブリッジにあたる「MCP(Media and Communications Processor)-T」から成る.SPPは,グラフィックス・コアを内蔵していない.データ・バスやDDRについては,IGPと同等である.
パートナ企業へのサンプル出荷はすでに開始している.量産出荷は2002年8月から開始する予定.今後は,インターフェース機能としてSerial ATAなども採用していくという.
[写真1] FICの『D33007』に搭載されたIGPとMCP-T
[写真2] Abitの『NV7II-8X』に搭載されたSPPとMCP-T
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