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Actel社,レジスタ6段の回路が156MHzで動作するアンチヒューズ型FPGAを発売
ニュース 2002年7月18日
米国Actel社は,レジスタ6段の回路が156MHzで動作するアンチヒューズ型FPGA「Axceleratorファミリ」を発売した.Axceleratorファミリは,同社のSX-Aアーキテクチャを発展させた「AXアーキテクチャ」を採用する最初の製品である.伝送速度10GbpsのFibreChannelや10GビットEthernet,SONETなどのネットワーク/通信機器向けとして出荷する.
基本論理セルには,R-cell(フリップフロップ)とC-cell(4入力マルチプレクサ)の2種類がある.配線リソースで結ばれる二つのC-cellと一つのR-cellによって一つのクラスタを構成する.二つのクラスタにバッファ回路を付加した「SuperCluster」を敷き詰めた構成の論理ブロックを内蔵する.レジスタ1段の回路は500MHz以上で動作するという.
専用のFIFOコントローラが付いたハード・マクロのメモリ・ブロックを内蔵する.4,608バイトの容量を持ち,ビット幅は1,2,4,9,18,32ビットから選択して使用できる.このほか,すべてのI/Oピンに,専用の64ビット長FIFOメモリが接続されている.このほか8個のPLL,8本のグローバル・クロックを持つ.
I/Oインターフェースは,LVTTL,LVCMOS,3.3V PCI/PCI-X,LVPECL,LVDS,SSTL2/3,HSTL,GTL+に対応する.I/Oピンは8個のバンクに分けられ,バンクごとにI/Oレベルを設定できる.
開発環境として,同社の「Libero 2.2」を使用する.評価ボードも用意される.AX1000(システム・ゲート数100万,標準ゲート数61.2万)は現在サンプル出荷中.AX2000(同200万,106万)は2002年9月に,そのほかの品種は2003年にサンプル出荷を行う予定である.
[写真1] AX1000のダイ写真
[表1] Axceleratorファミリの概要
型名
AX125
AX250
AX500
AX1000
AX2000
システム・ゲート数
125,000
25万
50万
100万
200万
標準ゲート数
82,000
154,000
286,000
612,000
106万
クラスタ数
672
1,408
2,688
6,048
10,752
内蔵メモリ・ブロックロック数
4
12
16
36
64
最大I/O数
172
256
336
516
684
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