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アイカ工業,シート状の光データ・バスを組み込んだ光通信用バックプレーンを発売
ニュース 2002年7月10日
アイカ工業は,シート状の光データ・バス(光シート・バス)を組み込んだ光通信用バックプレーンを発売する.本バックプレーンは,基板(送信側1枚+受信側2枚),光電変換コネクタ,光シート・バスで構成されている.コネクタ間の光伝送に光シート・バス(一つの入射光を四つの出力に分散できる)が使われている.光電変換コネクタは本多通信工業が,光シート・バスは富士ゼロックスが開発した.
光シート・バスが光信号を伝える原理は以下のとおり.まず入射した光信号が反射型拡散部で拡散される.拡散された光信号は全反射を繰り返しながら,入射部と対向する多数の出射部に伝送される(図1).これにより,マルチキャスト伝送(1対nの伝送)や双方向伝送を実現した.従来の一般的な光ファイバ技術では,1対1の片方向通信しか行えない場合が多かった.
本バックプレーンの出荷時期は2002年7月中旬.これとは別に,パソコン接続用の拡張ボードの製品化を予定している.
[図1] 光シート・バスの原理図(一つの入射光を四つの出力に分散できる)
[写真1] 光通信用バックプレーンの外観
[写真2] 光シート・バスの外観
[写真3] 光電変換コネクタの外観
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