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エルピーダメモリ,512MビットのDDR-II SDRAMを発売
ニュース 2002年7月3日
エルピーダメモリは,メモリ容量が512MビットのDDR-II SDRAMを発売した.ビット幅の異なる3種類の品種「EDE5104G」,「EDE5108G」,「EDE5116G」を用意する(表1).メモリ容量が512MビットのDDR-II SDRAMの製品出荷は世界初であるという.
本SDRAMには,同社が開発した1.8V動作で1Gbpsのデータ転送速度を実現した回路技術を用いている.この回路技術により,出力のタイミング・スキューを10ps以下に抑えたり,4nsのサイクルでデータの読み書きを行えるようになったという.
本SDRAMの1ピン当たりのデータ転送速度は,最大533Mbps(クロック周波数は266MHz)である.また本SDRAMの消費電力は,一つのアドレスからデータを読み出す場合(ACT-READ-PRE動作時),最大304mWである.これは,同社のDDR-I SDRAM(266Mbps)製品の消費電力418mW(ACT-READ-PRE動作時)と比べると,約70%の値である.I/OインターフェースはSSTL_18に対応している.
本SDRAMは,0.13μmルールのCMOSプロセスで製造する.同社の広島工場で生産している.
サンプル出荷はすでに始まっている.量産出荷は,2003年第1四半期に開始する予定.
[写真1] EDE5108Gの外観
[表1] 主な仕様
EDE5104G
EDE5108G
EDE5116G
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