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アンリツ,地上波ディジタル音声放送方式ISDB-TSBに対応した信号発生器を発売
ニュース 2002年6月5日
アンリツは,ISDB-TSB(integrated services digital broadcasting terrestrial for sound broadcasting)方式に対応した信号発生器「MG8940A」を発売した.ISDB-TSBとは,日本で採用された地上波ディジタル音声放送の方式である.VHF帯の第7チャネルを用いて,音楽番組やニュースなどの簡易的な動画の放送を行えるラジオ放送である.地上波ディジタル・ラジオは,2003年に東京と大阪で放送が開始される予定.なお本製品は,同社が2001年6月に発売を開始した地上波ディジタル・テレビ放送方式ISDB-Tに対応した信号発生器にISDB-TSB対応機能を追加したものである.
本信号発生器の出力信号の周波数範囲は250kHz~3GHz.出力信号の安定度(エージング特性)は±5×10E-9/日である.MER(modulation error ratio;変調誤差比)は42dB.
オプションとして,ISDB-T伝送路符号化ユニットを用意する.これは,内部変調信号にディジタル生成したノイズを付加し,CN比(伝送波電力対ノイズ電力比)を制御する機能である.CN比の可変範囲は0~50dB.主に,インフラ中継回線のシミュレーションや受信機を用いた変調誤差比(BER;bit error ratio)の測定に用いられる.
[写真1] MG8940Aの外観
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