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日立と太陽誘電,TRONプロジェクトのT-Engineを利用したユビキタス・コンピューティング環境のデモを実施

 太陽誘電と日立製作所は,TRONプロジェクトのT-Engineを利用したユビキタス・コンピューティング環境のデモンストレーションを行った.今回のデモンストレーションは,日立製作所のRFID用IC「ミューチップ」を埋め込んだ財布のIDデータをT-Engineボードに読み込み,そのデータをBluetooth通信を介してパソコンへ転送し,ID情報をチェックするといったものであった.

 本開発環境は,液晶ディスプレイ・ボード,T-Engineボード,ミューチップのIDデータ読み取り用ボード,Bluetooth通信ボードから構成されている.T-Engineは,TRONプロジェクトで開発しているリアルタイム・システム開発用プラットホームである.セキュリティ機能については,eTRON規格を実装している.今回のT-EngineにはSHプロセッサが搭載されている.T-Engineの仕様は,2002年6月末に公開される予定である.

 Bluetooth通信ボードには太陽誘電製のBluetoothモジュール「EYSF2RAXX」が搭載されている.EYSF2RAXXはRF部に米国Silicon Wave社のチップを,ベースバンド部に米国Texas Instruments社のチップを採用している.このベースバンド・チップに格納されるファームウェアはマスクROM化されている.

 T-Engineボードの製品化の時期は未定だが,本ボードが発売されしだいミューチップのIDデータ読み取り用ボードとBluetooth通信ボードをそれぞれ日立製作所と太陽誘電が発売する予定である.


[写真1] デモンストレーションを行ったボード

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