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ソニー・テクトロニクス,パルス/ビデオ・トリガ,FFT解析などの機能を搭載した薄型ディジタル・オシロスコープを発売
ニュース 2002年5月8日
ソニー・テクトロニクスは,パルス・トリガやビデオ・トリガ,FFT解析などの機能を搭載した薄型ディジタル・オシロスコープ「TDS1000/TDS2000シリーズ」を発売する.外形寸法は151mm×324mm×125mm.TDS1000シリーズのディスプレイはモノクロ表示,TDS2000シリーズのディスプレイはカラー表示.両シリーズ合わせて7機種を用意する.また,時間軸の精度が50ppm(parts per million)の6けたの周波数カウンタを内蔵している.従来の機種ではこれらはオプションだったが,今回はすべての機種に搭載した.
本オシロスコープでは,信号波形の立ち上がり時間や周期,パルス幅など11種類の測定結果を出力する.また,測定信号の種類(サイン波や方形波,ビデオ信号)を自動認識し,ディスプレイ上に波形を表示する.さらに,波形の解析に必要な情報(FFTスペクトラムや立ち上がりエッジ,1サイクル・サイン波など)のための操作メニューもディスプレイ上に表示する.
本オシロスコープの周波数帯域は60MHz~200MHz,サンプル速度は1.0Gサンプル/s~2.0Gサンプル/sである.チャネル数は2チャネル~4チャネル.倍率を10対1に切り替えられるプローブ「P2200」を用意する.また,ウイザード形式の画面の指示に従って,プローブの校正や倍率の確認を行える.日本語のヘルプ機能を搭載している.
オプションとして,GP-IB(general pupose interface bus)やRS-232-C,セントロニクス(プリンタ用ポート)のインターフェース・モジュール「TDS2CMA」,教育向けのキット「TNGTDS01」などを用意している.また,同社が提供している波形編集ソフトウェア「ウェーブスター」にも対応している.
2002年5月9日から受注を開始する.
[写真1] TDS1000/TDS2000シリーズの外観
[表1] TDS1000/TDS2000シリーズの主な仕様
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