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Cypress,SONET/SDHの伝送帯域を有効に利用できるフレーマ/デフレーマLSIを発売
ニュース 2002年4月11日
米国Cypress Semiconductor社は,SONET/SDH用フレーマ/デフレーマLSI「POSIC2GVC」を発売した.フレーマ/デフレーマとは,複数のパケットを組み合わせてフレームと呼ばれるひとかたまりのデータを構成したり,逆にフレームを分解して複数のパケットを生成する処理である.
本LSIは,virtual concatenationと呼ばれる機能を持っており,複数のプロトコル(例えば,ギガビットEthernetやESCOMなど)のデータを同時にSONET/SDHの回線に伝送できる.virtual concatenationとは,複数チャネルを一つのチャネルと見なして,データの種類に合わせて帯域幅を割り付ける技術である.これにより,帯域幅を有効に利用できる.本LSIの場合,2.4Gbpsの帯域を最大16チャネルに分け,各パケットに対して適当なサイズの帯域を割り付けられる.従来は,複数のプロトコルのデータを伝送する場合,それぞれ固定の帯域を割り当てる必要があった.
消費電力は最大4.5W.パッケージは504ピンのBGAである.現在,サンプル出荷を行っている.
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