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アジレントと沖電気,IP電話のシステム構築や運用などで業務提携
ニュース 2002年4月10日
アジレント・テクノロジーと沖電気工業は,IP(internet protocol)電話のシステム構築や運用などで業務提携した.沖電気工業が「IP電話普及推進センタ」を設立し,アジレント・テクノロジーが同センタのネットワーク性能の調査や予測,運用時の障害監視や性能監視などで協力する.また,技術教育のノウハウも提供する.
同センタは,IP電話サービス事業者向けのサポート業務や,IP電話を導入する企業とサービス事業者の橋渡し,企業のIP電話システム構築を請け負う.現在,300名で組織されている.
IP電話は,IPを利用するネットワーク上で音声データを送受信する(いわゆるvoice over IP)電話である.IP電話は現在,電話番号がないため,固定電話やなどの一般加入電話から直接ダイヤルできない.これについて,総務省は,あるレベルの通話品質や接続品質などを満たせば,電話番号を付与することを検討中だという.こういった品質を評価する値にITU-TのG.109で定められている「R値」がある.IP電話普及推進センタでは,2002年6月より,R値を用いた音声品質の監視サービスも開始する予定.
[写真1] IP電話システムのデモのようす
[写真2] デモ機の構成図
[写真3] 音声品質の測定画面
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