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ソニー・テクトロニクス,アナログ波形観機能を備えるロジック・アナライザ・モジュールを発売
ニュース 2002年4月2日
ソニー・テクトロニクスは,アナログ波形観測機能を備えるロジック・アナライザ・モジュール「TLA7Axxシリーズ」を発売した.この製品は同社の計測システム「TLA700シリーズ」に組み込むオプション・モジュールである.TLA7Axxシリーズには,チャネル数とメモリ長の異なる6種類の機種がある.最大チャネル数は136.5モジュールまで同時に使用できる(最大680チャネル).ディジタル信号の高速化によって生じるクロストーク・ノイズなどの解析に使われる.
サンプリング周波数は8GHz.同期クロック周波数は120MHz~800MHz.アナログ測定に対応した専用プローブを用意する,モジュール上の2GHzアナログ・マルチプレクサにより136本のうち任意の4本の信号をオシロスコープに転送することができる.TLA700シリーズ向けのオシロスコープ・モジュールと併用すれば,ディジタル波形とアナログ波形を一つの画面上に表示できる.
従来のプローブ(P6810型)とは別に,コネクタがなくてもプリント基板上のフットプリント・パターンに直付けできる専用プローブ(コネクタレス・フローピング・システム)を用意する.コネクタが不要になるので,信号の劣化が少なくなるという.ただし,プリント基板上に専用のフットプリントやネジを用意する必要がある.プローブにはSiGe(シリコン・ゲルマニウム)を使用しており,プローブの容量は0.7pFと小さい.1本のプローブで34チャネルを測定できる.また,シングルエンド信号用(P6860型)と差動信号用(P6880型)のプローブも用意する.
[写真1] TLA7Axxシリーズの外観
[写真2] プローブの外観
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