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JEITA,インターネットを利用する電子部品情報検索/配信サービス会社を設立
ニュース 2002年3月27日
JEITA(電子情報技術産業協会)は,インターネットを利用する電子部品情報(データシート情報)検索/配信サービス会社「パーツウェイ(PartsWay)」を設立する.同社はアルプス電気とTDK,村田製作所が発起人となり,2002年4月初旬に創設される.電子部品情報データベースは,JEITAが作成したECALS辞書の定義にもとづいている.
現在,電子機器メーカは,個別に電子部品情報のデータベースを構築している.これまで電子機器メーカが新しい部品を採用した場合,自社のデータベースに登録する作業が必要となる.同社は,これまで電子部品メーカが個別に決めていたデータシートの仕様などを標準化する.例えば,電気的特性や機械的特性,外形寸法などの定義や表記方法を共通にする.これにより,機器メーカは,電子部品情報を自社のデータベースに取り込みやすくなるという.また,電子部品情報を検索する時間も短くなる.さらに,電子部品の商社などがこれらの情報を2次加工して,データベース販売事業などに利用することもできるという.
現在登録されている電子部品の種類は約60.登録されている部品の数は30万個である.2003年には50万個,2004年には90万個の部品情報を登録する予定.現在,半導体メーカ2社を含む52社の参加が電子部品情報を登録する予定.将来的には海外メーカの参加も呼びかけるという.
電子部品情報を登録する会員企業の年会費は10万円である.会員企業はECALS辞書の一般電子部品の策定に参加できる.また,本データベースのユーザから利用料を徴収する(現在,JEITAの電子部品情報の使用料金は年間3万円).
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