[ keyword: I/F ]
エプソン,DMAやフラッシュ・メモリ,物理層処理などを1チップに集積したIDE-IEEE1394ブリッジLSIを発売
ニュース 2002年3月26日
セイコーエプソンは,DMA回路やフラッシュ・メモリ,物理層処理回路などを1チップに集積したIDE-IEEE1394ブリッジLSI「S1R72901」を発売した.本LSIは,IEEE1394a-2000準拠のIEEE1394インターフェースと,UDMA100準拠のIDEインターフェースに対応している.ハード・ディスク装置やDVD装置などのストレージ機器に利用できる.
同社は,CPU,リンク層回路およびファームウェアやIDコードを格納するためのフラッシュ・メモリを内蔵したIDE-IEEE1394ブリッジLSI「S1R72803」をすでに発売している.今回は,このS1R72803に物理層回路を追加した.これにより,2チップ必要だったブリッジ機能を1チップで実現できるようになった.パッケージは14mm×14mmの100ピンQFP.ピン・ピッチは0.5mm.
本LSIには同社の32ビットRISC CPUコア「C33mini」が組み込まれている.C33miniは,同社のRISCプロセッサ「S1C33ファミリ」から周辺機能を取り除き,組み込み用にカスタマイズしたものである.フラッシュ・メモリのメモリ容量は64Kバイト.電源電圧は3.3±0.3V.また,S1C33ファミリ用のICE(in-circuit emulator)「ICD33」と接続するための端子(6ピン)を備えている.この端子はJTAG端子としても機能する.
2002年第2四半期からS1R72901の量産を開始する予定.今後,IEEE1394bに対応した製品を開発する予定.これとは別に,USB2.0とIEEE1394のブリッジLSIも開発していくという.
[写真1] S1R72901F00A
■価格 |
■連絡先 |