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ニプロン,オプションとして着脱式の無停電電源モジュールを用意するATX12V仕様対応の電源装置を発売
ニュース 2002年3月25日
ニプロンは,オプションとして着脱式の無停電電源モジュール(UPS:uninterruptable power supply)を用意するATX12V仕様対応の電源装置「e-NSP-300P」を発売する.パソコンやサーバ,医療機器,アミューズメント機器などで利用できる.
今回の製品では,同社の特許であるNPS方式(2Gate-2Engine技術)を用いている.NPS方式は,AC入力とDC入力を独立させた電源方式である.無瞬断時のAC入力とDC入力の切り替えを一つのスイッチング変圧器で実現できる.また,DC入力単独でも動作する.
e-NSP-300Pは,出力容量が標準200W,最大300Wである.AC入力は85V~264V.AC入力電圧が100Vのときの漏れ電流は0.5mA.AC入力電圧が100Vのときの効率は68%,240Vのときは71%である.無停電電源モジュールを接続したときの外形寸法は86mm×150mm×155mm.
パソコンなどの筐体に組み込んだまま,e-NSP-300Pのファンの部分を取り外すことができる.また,RS-232-Cのポートを備えている.今後,USBのポートも用意していく予定である.RS-232-CポートやUSBポートが不要な場合は,取りはずすこともできる.さらに,外部用の電源として鉛2次電池を用意している.現在,ニッケル水素2次電池の外部用電源の開発も進めている.
これとは別に,停止/復帰処理を管理するためのPCIボード・ユニットを用意する.これを利用すると停電したときにパソコンを自動終了したり,復帰したときに自動的に起動できる.
サンプル出荷の開始時期は2002年4月.量産出荷の開始時期は2002年5月.
[図1] NPS方式(2Gate-2Engine技術)のブロック図
[写真1] e-NSP-300P(右)と無停電電源モジュール(左)の外観
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