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リコー,主電源とバックアップ・バッテリの切り替え回路を内蔵したRTC ICを発売
ニュース 2002年2月25日
リコーは,主電源とバックアップ・バッテリの切り替え回路を内蔵したRTC(real time clock) IC「R2051Kシリーズ」を発売する.RTC ICは,日付や時刻をあわせるための制御用ICである.バックアップ・バッテリとして,1次電池,2次電池,アルミ電解コンデンサ,電気2重層コンデンサを使用できる.携帯電話やPDA,家電製品などに使われる.
外形寸法は2.0mm×2.0mm×0.85mm.パッケージは12ピンのFFP(fiipchip fine package).また,外付けの水晶振動子を接続すると発振回路を構成できる.発振周波数の誤差は,最小1ppm(parts per million;100万分に1%)刻み,最大±189ppmまでの範囲で補正できる.電源電圧が3Vのとき消費電流は,標準0.4μA,最大1.0μAである.最大クロック周波数は400kHz.
そのほか,アラーム,電源電圧監視,パワー・オン・リセット,発振停止検出,定周期割り込み発生,クロック出力(32.768kHz)機能を備えている.また,シリアル・インターフェースはI2Cバスである.
受注の開始時期は2002年3月1日.量産出荷の開始時期は2002年6月.
[写真1] R2051Kシリーズの外観
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