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日立,最低被写体照度が5ルクスの1/7インチ型CMOSイメージ・センサ・モジュールを発売
ニュース 2002年2月21日
日立製作所は,最低被写体照度が5ルクスの1/7インチ型CMOSイメージ・センサ・モジュール「HAM49002」を発売する.16ビットCPUコア内蔵のカメラ信号処理LSIとCMOSイメージ・センサを,一つのパッケージに封止した.
今回の製品では,CMOSイメージ・センサの感度の向上と,アイリス(絞り調整)処理に関するプログラムの最適化を行った.これにより,同社の従来品と比べて,最低被写体照度を1/2(5ルクス)にできた.5ルクス時のSN比は約37dBであり,同社の従来品より6dB改善されている.フレーム速度は,明るい場所では15フレーム/s,暗い場所では7.5フレーム/sである.フレーム速度について,自動切り換えと固定のどちらか一方を選択できる.画素数はCIF(common immediate format).外形寸法は7.0mm×7.6mm×4.9mmで,同社の従来品と比べて容積が1/2以下になっている.制御バスはI2Cである.画面の上下反転,左右反転の機能を備えている.
量産出荷の開始時期は2002年5月.これとは別に,画素数がVGA(Video Graphics Array)のCMOSイメージ・センサ・モジュールも製品化する予定である.
[写真1] HAM49002の外観
[表1] HAM49002の仕様
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