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Analog Devices,14ビットA-Dコンバータを内蔵した16ビットDSPを発売
ニュース 2002年2月18日
米国Analog Devices社は,14ビットA-Dコンバータを内蔵した16ビットDSP「ADSP-2199x」を発売する.内蔵されているA-Dコンバータのサンプル速度は20Mサンプル/s,SN比は70dBである.本DSPは,同社のDSP「ADSP-219x」のコアを基に設計された.
本DSPは,DMA(direct memory access)機能を備えており,DSPコアの内部メモリにA-Dコンバータの出力を書き込めるようにしている.SHA(sample hold ampllfier)回路とPOR(power on reset)回路を内蔵している.SHA回路とは,アナログ信号をサンプリングし,A-D変換する間,その信号を保持しておく回路である.周辺回路として,PWM(pulse width modulation)回路,シリアル間通信ポート,割り込みコントローラなどを内蔵している.
開発環境として,同社のDSP開発環境「CROSSCOR」と「VisualDSP」をサポートしている.また,JTAG回路を搭載している.
0.25μmルールのCMOSプロセスで製造する.パッケージは,196ピンのBGA(ball grid array)または176ピンの薄型QFP(quad flat package).外部メモリ・インターフェースは1Mワードである.電源電圧は,コア部が2.5V,I/O部が3.3V.
内蔵メモリの構成が異なる「ADSP-21990」と「ADSP-21991」の2種類を用意する.ADSP-21990は,プログラムRAMが4K×24ビット,データRAMが4K×16ビットである.ADSP-21991は,プログラムRAMが32K×24ビット,データRAMが8K×16ビットである.
ADSP-21990のサンプル出荷はすでに開始されている.量産出荷の開始時期は2002年第2四半期.また,ADSP-21991のサンプル出荷の開始時期は2002年第3四半期.量産出荷の開始時期は2002年第4四半期.
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