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Intel,XScaleアーキテクチャをとる携帯電話/PDA向けマイクロプロセッサを発売
ニュース 2002年2月12日
米国Intel社は,XScaleアーキテクチャをとる携帯機器向けのマイクロプロセッサ「PXA250」と「PXA210」を発売した.PXA250は携帯情報端末(PDA)向けに,PXA210は携帯電話向けに開発した.通信向けの機能は内蔵していない.
XScaleは,同社のStrongARM SA-1110の後継となるアーキテクチャである.StrongARMに比べて消費電力を低減できる.例えば,本プロセッサの場合,StrongARMプロセッサと比べて,消費電力が半分以下になるという(同じ動作周波数で比較).加えて,整数演算ユニットのパイプラインの段数が5段から7段になった.そのほか,ハードウェア・デバック用のJTAG回路が追加された.
本プロセッサには,ターボ・モードと呼ぶ電源管理機能が付いている.アプリケーションの稼働に合わせて,1サイクル以内に低消費電力モードと通常の動作モードを切り替えられる.電源電圧が2.5Vおよび3.3Vの16ビット・メモリを外付けできる.PXA250は32ビット・メモリにも対応する.Bluetooth,UART,IrDA,USB,マルチメディア・カードなどのインターフェース回路を備えている.このほか,PXA250は15ポートの,PXA210は2ポートのGPIOを備えている.
PXA210については,動作周波数が133MHzの品種と200MHzの品種を用意する.PXA250については,200MHz,300MHz,400MHzの3品種を用意する.対応するOSは,Windows CE.Net,Pocket PC 2002,Palm OS.Symbian OS,Linux.すでにサンプル出荷を開始している.
[写真1] PXA250
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