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STARC,LSIレイアウト用設計ルールの記述言語「SoDRML」の実行環境を公開
ニュース 2002年1月29日
半導体理工学センター(STARC)は,EDS Fair 2002の会場で,LSIレイアウト用設計ルールを記述する言語「SoDRML(STARC open Design Rule Markup Language)」の実行環境を公開した.また,米国Cadence Design Systems社や米国Mentor Graphics社のレイアウト検証ツールとの間で設計ルール情報を受け渡すためのAPIを開発中であることも明らかにした.
SoDRMLは,異なるEDAベンダなどが開発したDRC(design rule checker)やレイアウト情報抽出ツールなどの間で設計ルール情報を受け渡すための記述言語である.例えば,2次元の寸法情報,電気的パラメータ,プロセス・パラメータ,マスク作成仕様,回路ブロックなどの情報を記述できる.XMLをベースに開発されており,上述の実行環境を利用することで,SoDRMLデータをテーブル形式にして表示したり,必要なルールを検索できる.
今年(2002年)の3月までに,STARCが制定した0.13μmプロセスの推奨設計ルールに対応させたいという.また,同年12月までに上記のAPIやSchema言語(文法チェックなどのための言語)を開発する予定.さらに,現在,STARCに出資している半導体メーカが共同で策定している0.1μmプロセスの共通設計ルールにも対応させていくという.
[写真1] EDS Fair 2002におけるSoDRMLのデモンストレーション
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