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Plato,同社の自動配線ツールに寄生RC抽出やノイズ解析,遅延計算の機能を組み込むオプションを発売
ニュース 2002年1月28日
米国Plato Design Systems社は,同社の自動配線ツール「NanoRoute」に寄生抵抗/容量抽出やノイズ解析,遅延計算などの機能を組み込むオプション・ソフトウェア「NanoRoute-SI」を発売した.自動配線を行いながら,同時に配線の3次元構造を解析し,寄生抵抗や寄生容量を算出する.この結果をもとに,配線遅延やクロストーク・ノイズの影響を求め,配線長や配線経路などに反映させる.
NanoRoute-SIを利用したところ,従来の自動配線と比べて,信号遅延に関する違反が約85%,クロストーク・ノイズに関する違反が約80%減った例があったという.ただし,こうした各種解析を同時に行うと,処理時間は約20%増える.また,NanoRoute-SIが内蔵している寄生抵抗/容量解析ツールの誤差は,3次元フィールド・ソルバ(電磁界解析ツール)の解析結果に対して±15%である.
製造プロセスが0.13μmより小さくなると,サブストレート(基板)の容量よりも結合容量のほうが大きくなると言われている.そのため,配線を行う際にクロストーク・ノイズなどを考慮することが不可欠になる.
[写真1] EDS Fair 2002におけるNanoRoute-SIのデモンストレーション
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