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デジタルテクノロジー,メイン・メモリ最大16Gバイト搭載のLSI設計環境向けマルチプロセッサ対応SPARC/Solaris互換サーバを発売
ニュース 2002年1月24日
デジタルテクノロジーは,LSI設計環境向けのマルチプロセッサ対応SPARC/Solaris互換サーバ「YAMATOシリーズ」を発売した.LSI設計では,コンピュータ・プラットホームとしてSun Microsystems社のUNIXワークステーションがよく利用されている.また,レイアウト設計ツールやゲート・レベル・シミュレータなど,非常に大きなメモリ空間を必要とするアプリケーション・ソフトウェアが少なくない.YAMATOシリーズでは,1CPUあたり標準4Gバイト,最大16Gバイトのメイン・メモリを搭載できる.CPUの内蔵キャッシュ・メモリも8Mバイトと大きい.EDS Fair2002の会場では,YAMATOシリーズ上でレイアウト検証ツールなどを実行するデモンストレーションを行った.
1CPU,2CPU,4CPU,8CPUの四種類の構成を用意する.CPUとして,富士通グループ製のSPARCプロセッサ「SPARC64 GP」を搭載する.例えば,2~8CPU構成の機種が搭載している700MHz動作のSPARC64 GPの場合,SPECint2000値は487,SPECfp2000値は470(いずれも推定値).ハード・ディスクの容量は18.2Gバイト.CD-ROM装置を搭載する.サポートするOSはSoralis 2.6以降.
1CPU構成の機種は,すでに出荷を開始している.2~8CPU構成の機種は2002年1月中に出荷する.なお,デジタルテクノロジーは富士通製SPARC/Solaris互換サーバ「PRIMEPOWER」の販売代理店でもある.
[写真1] 8CPU構成のYAMATO6700の上でMentor Graphics社のレイアウト検証ツールを実行
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