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CoWareのハード・ソフト協調設計ツールとGet2Chip社のビヘイビア合成ツールが連携へ
ニュース 2002年1月24日
米国CoWare社と米国Get2Chip社は,CoWare社のハードウェア・ソフトウェア協調設計ツール「N2C」で開発した設計データを,Get2Chip社のビヘイビア合成ツール「Volare」に直接入力できるようにすることで合意した.CoWare社の独自言語であるCoWareCの記述をVolare向けに最適化したVHDL/Verilog HDL記述に変換するソフトウェアを共同開発し,N2C Ver.4.0に組み込む.本ソフトウェアの出荷開始時期は,2002年第3四半期を予定している.
CoWare社のN2Cを利用するハードウェア・ソフトウェア協調設計では,最終的にシステムを「ソフトウェア」,「モジュール内のカスタム論理」,「モジュール間のバス論理」に分割する.このうち,モジュール間のバス論理については,N2Cが備えるインターフェース合成機能を用いてRTLコードを生成する.この機能を利用すると,例えばバス・コントローラ,バス・ブリッジ,メモリ・コントローラなどを自動生成できる.一方,モジュール内のカスタム論理については,ビヘイビア・レベルのコードを出力する.これをVolareに渡して,ビヘイビア合成を行う.「二つのツールのシナジー効果によって,真のシステム・レベル合成が可能になった」(CoWare社 Customer Applications Technology, Group DirectorのMikael Hakansson氏).
[写真1] CoWare社 Customer Applications Technology, Group DirectorのMikael Hakansson氏(右)とGet2Chip.com社 Director of Product MarketingのLauro Rizzatti氏(左)
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