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アドバンテスト,WMT方式に対応したRF部品向け計測器を発売
ニュース 2002年1月16日
アドバンテストは,同社のWMT(ウィザード・オブ・モジュール・テスト)方式に対応したRF部品向けの計測器「R3860」を発売した.WMTとは,測定に必要な機能をモジュール化し,これらを自由に組み合わせてカスタムの計測器を構成できるようにする方式である.一つの筐体にモジュール・ブロックを最大20個まで組み込める.必要なシステムを必要に応じて拡張できるため,投資コストを削減できるという.なお,今回のRF部品向け計測器は,WMT方式に対応した最初の製品である.
今回の製品は,同社の従来製品と比べて,測定速度が約10倍以上(10μs/ポイント)になるという.平衡型マルチポート・デバイス測定を行う場合テスト・ポートは最大4ポート.外部のテスト・アダプタを用いれば,最大12ポートまで拡張できる.このほか,インピーダンス変換,回路網除去,並行解析,タイム・ドメイン解析などの機能がある.組み合わせて使用するソフトウェアは米国Microsoft社のVisual Basicに対応している.12.1インチ型の液晶ディスプレイを搭載している.画面を最大16分割し,32種類の測定結果を一度に表示できる.また,操作部(タッチ・パネル)を着脱可能である.
[表1] R3860の仕様
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