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日立,Windows CE for Automotiveを搭載する車載機器向け描画ソフトウェアを発売
ニュース 2001年11月2日
日立製作所は,同社のRISCマイコン「SH-4」と画像処理様LSI「Q2SD」,米国Microsoft社の組み込みOSであるWindows CE for Automotiveを搭載する車載機器向け描画ソフトウェア「グラフィックスソフトウェアエンジン」を発売する.同社がすでに発売している車載機器向けリファレンス・プラットホーム「PFM-DS6C」といっしょに顧客に提供していく.
本ソフトウェアは,SH-4とQ2SDのドライバ・ソフトウェア,およびGDI-Subライブラリで構成される.GDI-Subライブラリは,Windowsに搭載されているグラフィックス・ライブラリであるGDI(graphic device interface)のサブセットである.カー・ナビゲーション装置の地図の描画用に開発されたもので,3次元グラフィックス画像の表示に利用できる.GDI-Subライブラリを使うと,従来と比べて多角形描画の処理速度が3倍に,ライン描画の処理速度が30倍になるという.
本ソフトウェアのサンプル出荷の開始時期は2001年12月である.
[表1] 車載機器向けリファレンス・プラットフォームの主な仕様
  
 
     
  項目 
    構成 
   
     
  CPU 
    SH7750(SH-4をコアとする) 
   
     
  画像処理用LSI 
    HD64413A(Q2SD) 
   
     
  主記憶メモリ 
    64Mバイト(SDRAM) 
   
     
  画像処理用メモリ 
    8Mバイト(SDRAM) 
   
     
  フラッシュROM 
    32Mバイト 
   
     
  EPROM 
    512Kバイト 
   
     
  電源 
    パソコン用電源(3.3V,5V,12V) 
   
     
外部インターフェース 
    PS/2マウス,キーボード 
  
      シリアル・ポート(2チャネル)
      USBポート(2チャネル) 
      PCMCIA(2チャネル)
      Ethernet(OSのダウンロード用) 
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