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日立と旭光学工業，両面記録容量100GバイトのDVD用光ヘッド技術を共同開発
ニュース 2001年10月16日
日立製作所と旭光学工業は，対物レンズ1枚で2枚構成のレンズと同等の性能を持つ光ヘッド技術を共同開発した．両社は今回の光ヘッド技術を，青紫色半導体レーザを使用したDVD機器を製品化するための要素技術と位置づけている．
今回の光ヘッド技術では，開口数を従来の0.6から0.85に改善した．これによって記録密度が約2倍になった．さらに，赤色半導体レーザの代わりに青紫色半導体レーザを採用すれば，記録密度は約2.6倍になる見込み．これらの効果を合わせると，従来の光ヘッドと比べて全体の記録密度が約5.3倍になるという．直径12cmのディスクの記録容量は，2層化技術と組み合わせた場合，両面で100Gバイトになる．1枚のレンズで高分解能を実現できる加工技術と自己補正型光ヘッド制御方式によって，記録密度の改善を実現した．
両社は，青紫色半導体レーザを利用したDVD機器が発売される2～3年後をメドに，今回の技術を製品化したいという．
[写真1] 1枚構成のDVD光ヘッド用対物レンズの外観
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