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AMD,単一クロック・サイクルあたり9命令を発行するパソコン向けマイクロプロセッサを発売
ニュース 2001年10月10日
米国Advanced Micro Devices(AMD)社は,パソコン向けのマイクロプロセッサ「Athlon XP」を発売した.動作周波数が1.533GHzの「1800+」,1.47GHzの「1700+」,1.40GHzの「1600+」,1.33GHzの「1500+」の4品種を用意する.
本マイクロプロセッサは,1サイクルあたり9命令を同時に発行できる.マイクロプロセッサの性能は,動作周波数だけで決まるのではなく,単一クロック・サイクルあたりの処理量によっても変わる.このことを考慮して,製品名に「1800+」などのモデル番号を用いたという.従来,パソコン向けのマイクロプロセッサの製品名には,動作周波数の値を用いることが多かった.
1次キャッシュ・メモリの容量は128Kバイト,2次キャッシュ・メモリの容量は256Kバイトである.メイン・メモリやI/Oをつなぐフロントサイド・バスの動作周波数は266MHz.
本マイクロプロセッサは,0.18μmルールのCMOSプロセス技術と銅配線技術を用いて製造される.チップ面積は128mm2.パッケージはOPGA(organic pin grid array)で,サブストレート部分はファイバ・ガラスを用いている.本マイクロプロセッサのCPUコアには,Palominoを用いている.これは,同社のハイエンド・パソコン用マイクロプロセッサであるAthlon MPにも組み込まれている.
また,同社は,米国Microsoft社と共同でマーケティング活動を行うことを発表した.Micrisoft社のOSであるWindows XP(2001年11月出荷)と本マイクロプロセッサをいっしょにアピールしていくという.
[写真1] Athlon XPの外観
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