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Analog Devices,チップ・レート処理などを行う携帯基地局向けDSPを発売
ニュース 2001年10月9日
米国Analog Devices社は,携帯電話などのベースバンド処理を行うチップ・レート/シンボル・レート処理用DSP「TigerSHARC ADSP-TS101S」を発売した.携帯電話の基地局向けに開発した.現行の規格(TDMAやGSMなど)に加えて,W-CDMA,TDS-CDMA,cdma2000などの第3世代携帯電話の規格に対応しているという.
本DSPは,チップ・レート処理とシンボル・レート処理を1チップで行える.これらの処理は,すべてソフトウェアで制御する.従来,携帯電話の基地局のチップ・レート処理にはASICやFPGAを,シンボル・レート処理にはDSPを用いることが多かった.このため,これら二つの処理は個別に設計する必要があった.また,チップ・レート処理をASICで実現した場合,携帯電話の規格が変わってしまうと,それに対応したASICを開発し直す必要があった.
本DSPは,6Mバイトの内部メモリを備えている.動作周波数は180MHz.消費電力は1Wである.パッケージは19mm×19mmのPBGA.
[図1] TigerSHARC ADSP-TS101S
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