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Linux技術者認定機関,中級者向けの試験を開始
ニュース 2001年9月28日
Linux技術者の認定機関であるLinux Professional Institute(リナックス・プロフェッショナル協会:以下,LPI)は,Linux技術者認定試験のレベル2を開始する.
Linux技術者認定試験は,Linuxを使ってシステムを構築するための技術力を測る試験である.試験は,レベル1~3まで設定されており,各レベルごとに二つの試験がある.レベル1は,Linuxによるシステムの基本的な運用,管理の問題を扱う.レベル2は,Linuxのカスタマイズ,応用管理を扱う.レベル3では,データベース・サーバやインターネット・サーバ,Windows統合化など,専門的な技術力を扱う.試験時間はそれぞれ90分.米国Virtual University Enterprise(VUE)社が定める会場で,パソコンを用いて,オンラインで試験を行う.
受験者の能力を適切に判定するため,試験問題は,数百人のLinux技術者へのアンケート調査結果や,計量心理学に基づいて作成されているという.現在,試験はレベル1とレベル2のベータ版が実施されている.また,英語版と日本語版が用意されている(ベータ版は英語版のみ).日本では合計1,300人が受験し,800人が合格している.受験者のほとんどは,LPIの日本法人であるエルピーアイジャパンの出資企業の技術者だという.今後,学生など,幅広く受験者を募っていく予定.今のところ,合格率が65%~70%になるように試験の難易度を調整しているという.
レベル2の試験は,英語版が2001年10月31日から実施される.日本語版は,同年11月28日から実施される予定.
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