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Cypress社,ストレージ向けUSB2.0 ATA/ATAPIブリッジ・チップを発売
ニュース 2001年9月19日
米国Cypress Semiconductor社と米国In-System Design(ISD)社は,USB2.0 ATA/ATAPIブリッジ・チップ「ISD-300A1」を発売する.Cypress社は,2001年8月にISD社を買収する契約を交わしている.同年9月中には買収を完了する予定である.
ISD-300A1は,ISD社のUSB2.0 ATA/ATAPIブリッジ・チップ「ISD-300」に改良を加えたものである.ISD-300は,USBストレージ向けのブリッジ・チップである.PHY(物理層)にはNECのSERDESトランシーバ・コアを採用している.MSC(Mass-storage class)に準拠しているATA/ATAPI機器であれば,デバイス・ドライバをインストールする必要はない.
ISD-300は内部メモリとしてデュアル・ポートSRAMを採用しているのに対し,ISD-300A1はシングル・ポートSRAMを採用している.これにより,チップ・サイズが小さくなり,コストも削減できるという.パッケージは100ピンのTQFPである.
また,Cypress社は,USB2.0の開発キット「CY4611」を提供する.これには,CD-RWやDVD,MOなどのストレージの周辺機器にUSB2.0を採用する際に必要となるハードウェアとソフトウェアが含まれている.
現在,NECの工場でチップを製造している.将来的にはCypress社の工場へ移行し,コストの低減を図る.また,2002年上半期には,ISD-300シリーズの低消費電力版を発売する予定.
[写真1] ISD-300が搭載されている富士通のMOドライブ
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