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トウール社,1GバイトのGDS IIを2~3秒で表示できるLSIレイアウト表示ツールを発売
ニュース 2001年9月7日
組み込みシステム設計支援やEDAツールの開発などを行っているトウール社は,高速なLSIレイアウト・データ(マスク・データ)表示ツール「LAVIS(レイヴィス)」を発売した.たとえば1GバイトのGDS IIデータを4分で読み込める(Sun Ultra2,CPUの動作周波数300MHz,メイン・メモリ250Mバイトの場合).また,描画は2~3秒,ズーム表示やパン表示は1~2秒で行えるという.描画処理を高速にするため,メモリ管理の方法や検索の方法を工夫した.また,ズーム・アウト(拡大)表示のとき,細部を省略した画像を表示するようにした.64ビット・アドレスに対応しているため,2Gバイト以上のデータにも対応できるという.
本ツールは,表示したデータ中の図形などを計測する機能を備えている.すなわち,任意点間の距離や図形間の距離,頂点または辺の間の距離を計測できる.さらに,図形やセルの情報,辺の長さや面積などを表示できる.
現在,GDS IIのほか,EB(electron beam)データであるMEBES(RETICLE/MODE5),JEOL52(1.0/2.1/3.0),HL800D(TYPE-1 VER3.1)のフォーマットにも対応している.また,今後,VSB11にも対応していく予定.
32ビット/64ビットのSolaris5.6以降,64ビットのHP-UXが稼働するワークステーションの上で動作する.現在,Linuxで稼働する評価版を提供している.2002年3月までにWindows版も出荷する予定.
[図1] LAVISの画面例
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