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スタジオブルテリア,家庭用ゲーム機向けのゲーム・ソフト開発環境を発売
ニュース 2001年9月4日
スタジオブルテリアは,同社の産業用グラフィックス・ツール「FARLUX3」のオプションとして,三つのゲーム・ソフト開発用ソフトウェアを発売する.任天堂が発売するGAMECUBE向けの「GAMECUBEプレビューア」,GAMEBOY ADVANCEに対応した「マップエディター・モジュール」,ソニーのPlayStation2向けの「FARLUXプレビューア for PlayStation2」である.いずれも2001年9月から出荷を開始する.
GAMECUBEプレビューアは,FARLUX3で作成したゲーム・ソフトのデータを開発用の実機に転送する機能を備えている.これにより,ゲーム・ソフト開発者は実機による描画の確認を容易に行える.DDH(Dolphin Development Hardware)とNPDP-GDEV(GCT-1000)に対応している.
GAMEBOY ADVANCE用のマップエディター・モジュールは,ゲーム画面のマップ・データなどを圧縮し,開発用実機へ転送する.パソコンと開発用実機はSCSIケーブルで接続する.ただし,GAMEBOY ADVANCE(開発実機)とエミュレータ製品の間で転送を行う場合,別のソフトウェア(無償)が必要になる.
FARLUXプレビューア for PlayStation2も同様に,開発用実機へFARLUX3のデータを転送し,実機による描画の確認を行うためのソフトウェアである.パソコンと開発用実機はIEEE1394で接続する.IEEE1394のほかにUSB,Ethernetのインターフェースも備えている.また,PlayStation2用開発ツール「DTL-T10000H」と「DTL-H10000」に対応している.
購入を行えるのは,それぞれ任天堂,ソニーとライセンス契約を結んだ法人に限られる.
[図1] FARLUX3のマップ・エディタ画面
[図2] FARLUX3のパーツ・アニメ画面
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