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Atmel,8ビット・マイコンAVRとSRAMを混載したFPGAを発売
ニュース 2001年9月4日
米国Atmel社は,8ビット・マイコンAVRとその周辺回路,FPGA(同社のAT40K),20KバイトのSRAMを1チップに集積した「AT94K05」を発売した.同社はこのような製品をmicro-FPSLIC(field programmable system level IC)と呼んでいる.FPGAのゲート規模は5,000ゲートである.10,000ゲート品と40,000ゲート品のmicro-FPSLICはすでに出荷されている.顧客の要望に応えて,今回,ゲート規模の小さい品種を用意したという.
本チップに集積されているマイコンは,20MIPS(million instructions per second)の処理速度を持つ.8ビットのハードウェア乗算器を備えている.周辺回路にはUART,タイマ/カウンタ,オシレータ,I/Oポート,シリアル・インターフェースが含まれている.
開発環境として,System Designerと呼ぶEDAツールを用意する.このツールは同社のFPGA用配置配線ツールとデバッガ(AVR Studio),米国Mentor Graphics社の論理合成ツール(Lenonardo),HDLシミュレータ(ModelSim)を統合したものである.また,Cコードまたはアセンブリ・コードとFPGAのHDLコードを組み合わせて検証できるハードウェア・ソフトウェア協調検証ツールも提供する.設計の早い段階でソフトウェアとハードウェアのトレードオフを評価できるという.
パッケージには84ピンのPLCC,100ピンのVQFP,144ピンのTQFP,208ピンのPQFPの4種類を用意する.
[図1] AT94K05
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