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富士通メディアデバイス,12チャネルのオール・イン・ビュー測位方式を採用したGPS受信機モジュールを発売
ニュース 2001年8月29日
富士通メディアデバイスは,小型(25.3mm×19mm×4.7mm)のGPS(global positioning system)モジュール「MBH7GS01」を発売した.地上から観測できるすべてのGPS衛星を捕捉する12チャネルのオール・イン・ビュー測位方式を採用した.これにより,GPSレシーバが最初の測位結果を出力するまでの時間(TTFF)を短縮できた.
同社がGPS用にカスタマイズした低損失・高減衰のSAW(surface acoustic wave)フィルタと,米国SiRF Technology社のGPSアーキテクチャ「SiRFstar II」を採用している.これにより,マルチパス軽減機能を装備し,より高い受信感度を実現したという.たとえば,電波が遮蔽されることが多い高層ビル街などでの連続測位を行える.このモジュールは,米国の携帯電話機メーカが今後,対応するFCC(federal communications commission)のE-911 Phase 2の要件を満たしている.E-911は,非常時にボタンを押すと自動的に911番(日本の110番や119番に相当)に現在の位置情報などを通知するものである.2001年9月からサンプル出荷を開始する.量産出荷は,2001年10月の予定.OEM販売だけを行う.
[写真1] GPSモジュール「MBH7GS01」の外観
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