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MeeGo Tablet UXでいろいろやってみる(第1回)

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MeeGoアプリ開発モニターに応募いただいた足立 勇弥さんから、第1弾レポート「MeeGoONKYO TW317へのインストール」が届きました。

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今回は、MeeGo Tablet UXのUSBイメージをFedora環境で作成します。次回、タブレットにMeeGoをインストールするための下準備です。

1. MeeGoイメージのダウンロード

このblogで紹介されたMeeGo Wiki(日本語)の「基本的なインストール方法[MeeGo Tablet]」(以下、参考URL)を参照すると、2011/07/06版をダウンロードするよう記載があります。

今回は、せっかくなのでMeeGo.comのサイトから2011/08/02版(2011/08/09時点の最新版)をダウンロードしてみました。

http://repo.meego.com/MeeGo/builds/1.2.0.90/latest/images/meego-tablet-ia32-pinetrail/meego-tablet-ia32-pinetrail-1.2.0.90.11.20110802.2.img

2. USBイメージの作成

2.1. USBメモリのマウント

USBイメージは、筆者の手元にあるFedora14で作成します。

ログインしてコンソールを開き,マウントなどにroot権限が必要になるので、あらかじめrootにしておきます。

USBメモリを用意します。使用したUSBメモリは大手メーカー製の2GB版です。USBメモリは今だと\1,000以下で購入できそうです(4GB版が\1,700程度)。

下記のコマンドで、末尾の方に挿入したUSBの情報が表示されます。

# dmesg

画面キャプチャの通り、/dev/sdoとして認識されています。
参考URLでは“作業を始めるまえに必ずUSBをunmountしてください”とありますが、筆者の環境では自動でmountされていなかったようです(下記キャプチャ参照)

2.2. Image Writerのインストール

Image Writerを使用してイメージを作成します(ddコマンドでもできそうです)。

ですが、Image WriterはFedora14には入っていないので、参考URLで示されているhttp://git.moblin.org/cgit.cgi/moblin-image-creator/plain/image-writerから下記コマンドでダウンロードします。

# git clone http://git.moblin.org/cgit.cgi/moblin-image-creator/plain/image-writer

URLが”git”なのでgitかと思いましたが、単なるスクリプトだったようです。

wgetコマンドでダウンロードします。

# wget http://git.moblin.org/cgit.cgi/moblin-image-creator/plain/image-writer



pythonのversionが2.4以上である必要があります。念のため確認したところ、2.7がインストールされていました。

# python --version

ダウンロードしたimage-writerのパーミッションを変更して実行します。

# chmod a+x image-writer


2.3. MeeGoインストールUSBの作成

Image-writerを使ってUSBメモリに書き込みます。

# ./image-writer meego-tablet-ia32-pinetrail-1.2.0.90.11.20110802.2.img

自動的に/dev/sdoが検出されて、書き込んで良いかどうかの質問をされます。
”y”を押して、Enterキーで次に進みます。

2分弱で無事インストールUSBが完成しました。

(足立 勇弥)

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次回は、このUSBイメージを使ってONKYO TW317にMeeGoをインストールします。

 

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第1回 MeeGo Tablet UXでいろいろやってみる(第1回)

 

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